体調20センチくらいの動物で、森の木の上で小動物を食べて暮らしていたそうです。ネコもイヌも、ミアキスから分かれて、それぞれ独自の進化をしました。
犬の先祖は平原で暮らすようになり、大型の草食動物を捕獲するために、群れで狩りをして長距離を走る能力を磨いていったのです。
一方のネコの先祖は森林で生活したまま、トラやライオンのような大型ネコも、ヤマネコやイエネコのような小型のネコも、約2000万年前にネコ科の動物として登場しました。
イエネコが登場したのは時代がずっと現代に近づいてから、古代エジプト人がリビアネコを家畜化したのが、イエネコのはじまりです。
イエネコとはネコ科の小型哺乳類のなかで人間によって家畜化されたものをいいます。化石は1万年位前のものが発見されています。
4000年前ごろメソポタミア(現在のイラク周辺)において、穀物の倉庫を荒らすネズミや野うさぎを狩るために重宝し、ペット化したようです。猫は穀物を食べないので、都合が良かったのでしょう。
体の大きさはネコ科の他のほとんどの動物に比べて小さく、体重は3~7kgの範囲に収まるものが多かったようです。