猫は高い所も低い場所も同じ感覚なんでしょうか?
飼い方・育て方・しつけ方などの本によると、3~4階くらいの高さなら落ちても大丈夫。それ以上になると体勢を整えきれずに、あぶないと書いています。
耳の奥にある三半規管という組織がよく発達していて、平行感覚をつかさどっているので、飛び降りているときも、地面に対して常に頭を上に向けていられるのです。
地面に着地したときも、丸めた背骨が衝撃を吸収するクッションの役割をしています。
背骨は人間の脊髄と違い、短い円柱状の骨が連なっているため、弓のように曲げられる柔軟な動きが出き、急に走ったり、ジャンプをしたりする、瞬発力が生まれるのです。
また、ネコには利き足がないので、とっさの動きにも、どちらの足からでもジャンプしたり、走り出すことが出来るので、走り出しのタイミングを逃しません。
ネコの足はいつもつま先立ちの状態で行動しているので、長距離を歩くのはとても苦手なようです。
足の裏には肉球と言われる、弾力にとんだ組織になっていて、歩いたり走ったりしたときに、足に伝わる衝撃をやわらげるクッションにもなっています。
ねこの体の仕組みにも興味をもって、飼い方・育て方・しつけ方をマスターしましょう。