シッポについて

飼い方・育て方・しつけ方の本には、シッポの動きで、言葉とおなじくらいに、そのときの気持ちを現したり、ジャンプしたり、着地するときの舵取りの役割をすると書いています。

我が家のミナコのシッポは10センチほどしかなく、それも曲がっているので、シッポでの表情がつかみにくいですが、腰やお尻あたりを触られるのが嫌いで、しつっこく触っていると、ピクピクと早く振りるので、アア、怒っているなと解ります。

清子の子供の舞は、祖母のアメショーの血を受けついでいて、しなやかで長い見事なシッポをしていますので、感情の動きが良くわかります。

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飼い主の足にスリスリしながら、お尻の穴が見えるまでシッポをピンと立てて、食餌や遊びのおねだりのサインをするのは、母親にお尻をなめてもらっていた、子猫のときの記憶が残っているのですね。

寝ているときも飼い主に名前を呼ばれると、軽く先だけを1回か2回ふって聞こえているよと返事します。

どの動物も同じですが、怖いときはシッポを下ろして、股の間にしまいますし、逆に強気のときは前に反り返るほどシッポを立てます。

飼い猫の感情をシッポで解ってあげて、育て方やしつけ方をマスターしながら、猫との生活を楽しみましょう。